リコリス

リコリスはスペイン甘草とも呼ばれるハーブで、その名の通り、主な原産国はスペインや南ヨーロッパです。

リコリスを使ったグミなどのお菓子が、アメリカやヨーロッパにはよくあり、特にヨーロッパではリコリス入りのお菓子は人気が高いです。

真っ黒な見た目もインパクトがありますが、味もアニスやフェンネルにも似た独特なものなので、食べたことのない方には衝撃的な味かもしれません。

普通お菓子に使われるのは、リコリスの根の部分で、グリチルリチンというスクロース(砂糖)の30〜50倍の甘みを持つ甘味成分や、フラボノイド(ポリフェノール)を含んでいます。
リコリスの甘味は、砂糖と違ってゆっくりと甘味を感じ、後を引きます。


リコリスは副腎皮質ホルモンに働きかけたり、アレルギーの改善に効果があるとも言われていますが、長期的に過剰に摂取すると血圧を上げてしまうこともあるそうです。

リコリスには体に良い成分が多く含まれているので、欧米では昔からお菓子だけではなく、お薬的に用いられていました。

決して子どもが好んで食べるような美味しいものではないのだけれど、小さい頃から体に良いからと食べさせられているうちに、段々独特の味がクセになってしまい、結局大人になっても食べ続けるのだそうです。



バジル

        
イタリア語ではバジリコと呼ばれ、イタリア料理の象徴的な香草です。
       
地中海沿岸地方が原産地。
1メートル以上に生育し、初夏にはピンク、紫色、白の花をつけます。
 


      
イタリア料理に使われるスウィート・バジルが主流ですが、ホーリー・バジルや赤い色をしたバジルなど、実は多数の品種があります。
               
イタリアではジェノベーゼとしてジェノバ風ソースが有名で、パスタやピザにおススメです。


シソ科ならではのさわやかな香りに加えて甘みがありますので、生で食べて風味を味わうのにも適していて、サラダにしても香りが楽しめます。
トマトとの相性が良いので、カプレーゼなどは特におすすめです。


ただし、あくが強く時間が経つと黒ずんでしまいますので、食べる直前に使うと良いでしょう。
保存する時はなるべく湿った状態で包まず、紙の箱などに入れ、固く絞った布巾で蓋をして冷蔵庫で保管れば完璧です。       
 
 効果     
 
頭痛、偏頭痛に対して効き目があり、
バジル油はストレス関連のアレルギー症をおさえる副腎皮質に作用し、アレルギーの発症を減少させる力があることから、インドや中国では古くから薬剤として使われています。
              
ビタミン、ミネラルが豊富で、特にカロテンを多く含有しています。 


また、精神の疲労を和らげる効能があると言われています。
自分が精神的に弱っていると感じた時に、神経を強壮するのに役立ち、抗うつ症に高揚効果をあらわすと言われます。

胃腸の働きに作用し、消化促進や食欲を増進する効果も期待できます。

香りの効能      

女性の疾患にはホルモンバランスの乱れが影響していることが多いのですが、それはホルモン分泌を司る視床下部と脳下垂体が嗅覚刺激が作用する部分であるからだといわれています。

「におい」の情報が脳に届くことで、女性ホルモンの分泌やバランスを整えているということです。

更に最近の研究で、脳には「におい地図」があることが明らかになっていますが、クラリセージ、フェンネル、バジルの「におい地図」は女性ホルモンと似ているらしいのです。

ですからバジルのにおいを嗅ぐと、脳が「ホルモンを出せという信号」と判断し、ホルモン調整に効果があるのではないかと考えられています。

バジルの香りは、女性ホルモンの乱れの改善に効果的な香りなのだそうです。




 

ローズマリー

シソ科の小灌木。
 
ローズマリーという名前は、ラテン語の「ros marinus」、「海のしずく」という意味です。
この植物が水辺に生育するからで、その名前の通り、地中海沿岸地方でよく生育するハーブです。



                        
ローズマリーはハーブの中でも、最も芳烈な香草で、
野性的で甘くちょっと青臭い強い香りを持っています。


この香りに持続性があって肉の臭みをカバーするので、豚肉・鶏肉によく使います。

赤身肉を焼く前に、ローリエ、オリーブ油でマリネすると、ほどよい味付けができます。

また古くから、肉を保存するのにも使われてきましたが、
肉だけでなくイワシ、アジなどの淡白な魚料理にも合うので、地中海料理にはよく使われます。


加熱しすぎると苦みが出るので注意。また木化した枝の部分は、苦みの原因になるので気を付けてください。
風味を活かせば、お料理のレベルUP!

このローズマリーには素敵なキャッチフレーズがあります。
それは、「若返りのハーブ」です!

これは、中世のハンガリーの女王エリザベートが70歳を越えたころ、ローズマリーからつくられたハンガリアンウォーターで若さと健康を取り戻し、若き(20代とも言われる)ポーランド国王からプロポーズされたという逸話によって、ローズマリーの効能に注目が集まったことが大きいようです。

その真偽のほどは分かりませんが、現代の研究でもローズマリーがアンチエイジングにも効果的であることが分かっています。

若さをキープする強壮効果の他にも、心臓の筋肉強化の役割があると言われています。
その他、血圧を正常にしたり、貧血にも効果があると言われています。

ローズマリー油は、肝臓のうっ滞を取り除く薬剤としても作用します。

また、消化を促進する働きがあることから、大腸炎、消化不良、胃痛を好転させたり、お腹に溜まったガスの排出促進効果もあります。

ローズマリーの香りは気分を高揚させる働きがあるため、気分がふさぐ時にも改善の効果が期待できるそうです。
心を元気づけ、強化する働きがとても強い香りとされています。

脳細胞を活気づけて頭脳をの働きを活発にしたり、無気力に効果があるとも言われています。



ローリエ


和名は月桂樹。
クスノキ科の強く甘い芳香を持つ香草。
ブーケガルニには欠かせないハーブです。
地中海地方では、10メートル以上に生育し、つやのある厚い葉をつけます。




ドライよりも生の方が香りが柔らかく、香りがすでに立っているので、生のままでも使いやすいのが特徴です。

ドライの方が、甘みと強い香りが加わります。

また、葉に切れ目を入れると香りが強くなります。
オイルで炒める時は、葉の端に切れ目を入れ水分がはせないように葉脈を切って使います。

唾液の分泌地を増大させて消火を助けるので、スープやソースに古くから使用されてきました。
ただし、煮込み料理などで入れたままにしておくと、香りが強くなりすぎるので注意が必要です。

消化を促進したり、食欲を増進させるなど、胃腸の調子を整える働きがあります。
具体的には、腸内ガスの排出促進、胃痛の軽減、肝臓や腎臓の強壮効果があると言われています。

また、リウマチなどの関節の痛みや神経痛に効果があると言われています。
ローリエ油は外用薬としても使われ、特に寒さや冷たさといった冷えの感覚がある時に処方されます。

発毛の促進にも効果が認められています。
発汗作用によって高い熱を下げるとも言われ、感染症にも有効であることが認められています。

また、料理に用いる他には、空気清浄や除虫にも用いられています。

ローリエの葉には消毒特性があるので、今でもギリシャの教会では、ローレルの葉がまかれます。

ローマ人は、ローリエの葉を浴槽に入れて沐浴するのを好んだそうです。
ただし肌や粘膜を刺激することもあるので、肌の弱い方や妊娠中の女性は注意が必要です。


タイム

地中海原産のシソ科の低低木。
多年草で草丈は10〜30センチほどになります。




レモン・タイムやクリーピング・タイムなどの種類があり、フルーツのようなさわやかで甘い、強い香りがあります。

英名の「タイム」は、ギリシャ語の「チェモス」、「香らせる」に由来していて、古くからこの香りを香水に用いたり、ギリシャの祭壇でたかれてきました。

魚介類や肉料理の匂い消しに使われることが多く、卵料理や野菜料理とも好相性です。
特にピーマン、オレンジのようなフルーティーな風味の素材に使うと相性が良く、持ち味を引き立てるハーブです。

長時間加熱しても香りや風味が変わらないので、オーブン焼き、ソテー、煮込み料理にも適しています。

生で食べることもできますので、サラダに使う他、ピザ、パスタ、スープなどのトッピングに使うのも良いでしょう。

葉だけを使う時は、パラパラと簡単にはずれますので、指でしごいて使います。

タイムの効能

血行促進効果があるため、冷え性の緩和に効果があると言われています。
この体を温める効果は、気管支にも働き、咽頭痛を和らげます。
血液循環に有効なので、血圧を正常にするほか、リウマチや関節痛の効果があります。

ヨーロッパでは、タイム油を使って湿布し、関節痛の患部の腫脹をひかせたり、鼻血と止めるのに使われることもあります。

胃腸の活動を活発にする働きもあります。

また強い殺菌消毒剤でもあり、殺菌、防腐作用もあるので、咳やたんの症状がある時に使うと効果があるそうです。

食品としては、高い保存効果が認められます。

また精神を強壮にし、消沈した気持ちを高め、明るく元気づける力があると言います。
抗うつ症に効果があり、精神的な疲弊感を和らげると考えられています。




ミント

和名、はっか。
シソ科。




料理やデザートに、清涼感のある香りをいかして使います。
特に肉料理の下味付けや、紅茶に入れるなどの使われ方をすることが多いハーブです。

さわやかな香りは口をさっぱりさせるので、食後に生で食べることもありますが、苦みがあるので基本的には生食には向きません。
香りだけ移したら、葉を取り出して使う方が良いようです。

多くの種類がありますが、香りが強いのはペパーミントで、
スペアミントは、穏やかな香りです。

香りの成分であるメントールには、胃腸を丈夫にする働きがあります。
胃の筋肉をリラックスさせ、吐き気や乗り物酔いの解消にも使われます。

ミントには暑いときには冷やし、寒い時には温める効果があると言われます。
特に熱を下げて発汗を促進することで、風邪や気管支炎に対する薬剤になると考えられています。
この冷却する性質は、神経にも同様に働き、心を落ち着かせたり、精神的疲弊や抗うつに効果を発揮します。

口臭予防の効果もあります。
独特なさわやかな香りが好まれるのですが、この香りを嫌う虫が多いので、防虫剤にも使われます。




パセリ

セリ科。
パセリの属名「Petroselinum」は、ギリシャ語で「石」という意味の「ペトロス」が語源です。
この名前が示すように、砂利の多い地中海地方が原産です。




日本のパセリに比べてヨーロッパのパセリは、柔らかくえぐみがないのが特徴です。

香りに青臭さはなく、清涼感があります。
葉をみじん切りにして料理に混ぜたり、振りかけたりしても香りの邪魔になることがないため、ほのかな清涼感を加えたり風味に奥行きを与えます。

茎はスープを取ったり、マリネや煮込み料理に適しています。

ビタミンCやカロテンが豊富です。
ミネラルも豊富で、利尿作用、解毒作用もあると言われています。
強力な利尿剤として、浮腫やセルライトに効果があるとの報告もあります。
この作用により、膀胱炎や尿路結石の治療に有効ともいわれています。

香りの成分は、テルペン類のアピオールやミリスティシンで、匂い消しに効果があります。




マジョラム

シソ科ハナハッカ属の多年草。

古くからハーブとしてだけではなく、医薬品や化粧品としても使われてきました。
イギリスではスチュアート朝時代に、花束の中に入れたり、不快なにおいをマスクするのに役立てられました。
この香りは現在、嗅ぎタバコにも使われています。




甘い芳香がありますが、失われやすいデリケートな香りですので、料理に使う時は仕上げにふるか、素早く加熱します。
煮込むときは乾燥したものを使うと良いでしょう。

トマトやチーズ、きのこ、レバー、油脂との相性が特に良く、ハンバーグやコロッケ、シチューに使うと優雅な香りづけになります。
ピザにもよく使われます。

強壮効果があり、関節の痛みを緩和するのにも役立ちます。
消化促進効果もあります。

また鎮静効果もありますので、不眠症の改善やストレスの緩和に効果があります。
お疲れの人には有効なハーブです。マジョラムは情緒を温める作用のあるハーブとも言われています。

毒性がないので安心ですが、多量に摂取すると眠気をもよおすこともあるようです。



フェンネル

和名はウイキョウ。
古くから薬用としても使われています。
漢方でも使われますが、古代エジプトでも効能が知られていました。




セリ科特有のセロリのような香りと、アニスような甘みがあります。

魚料理に使うことが多く、イワシのような生臭い魚の匂い消しにも風味を活かして活躍します。
黒オリーブ、オリーブオイル、塩と一緒にチキンとローストすると、たいへん美味しく仕上がります。

種子はお菓子に入れて使うと、相性も良く香りづけに最適です。
古くから薬用として使われてきただけに、様々な効果があります。
太田胃散にも使われていて、消化促進にも効果があります。

また老廃物を除去するため、二日酔いの改善、むくみの解消や肥満防止にも有効とされています。
この抗毒特性は強く、食べ過ぎやアルコールの摂取し過ぎで生じた毒素を排出するのに役立ちます。

虫刺されや、ヘビの咬傷で入った毒素を取り除くのにもつかわれます。
耳から虫を追い出すのにもつかわれます。

さっぱりとした香りは、仁丹にも使われているように、口臭の予防にも役立ちます。

またフェンネルは、ストレスを感じる時に力と勇気を与えるとされていますが、ヨーロッパでは、この働きが長寿の源になると信じられています。



オレガノ

地中海原沿岸地方が原産の、シソ科の多年草。
和名は、ハナハッカ。
60〜90センチくらいに成長します。




マジョラムと見た目もよく似ていますが、同属でも違う香草で、爽やかな強い香りを持っています。
ハーブ調でウッディな、軽くスパイシーな香りと言われます。

肉の匂い消しによく使われ、グリル料理に使うとたいへん美味しく仕上がります。
ほろ苦い味をもっており、地中海料理やイタリア料理には欠かせないハーブです。

ピザハーブといえばオレガノで、イタリアのピザでは必ずと言っていいほど使われるハーブです。
ピザソースをつくる時にも使われますが、焼きあがったピザにかけて食べたりもします。

肉やチーズ、トマトとの相性が良いので、トマトベースのパスタソースに加えても美味しく仕上がります。

ただし熱で香りが飛びやすいので、加熱調理にはドライのものを使うと良いでしょう。

また少量を刻んでトマトサラダのドレッシングに加えると、風味が増して一味違った美味しさが楽しめます。

オレガノの薬効成分はたいへん強く、特に消化促進、風邪の予防、口内炎の症状緩和、疲労回復などに効果があります。
胃酸過多を好転させ、腸内ガスの排出を促し、肝臓や脾臓を鎮静させます。

精神面にも働きかけ、精神的な疲労感の改善にも役立ちます。
満足感、幸福感を与える力があるハーブです。
精神に対する強壮剤として、気病みや精神疾患にも有効との報告もあります。

また、食べるだけではく、マッサージオイルや入浴剤としても用いられており、外用でもその効果が認められています。



 

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